冬の寒さを避けて、熱海の梅と潮風ウォーキングです。山歩くではなくて街歩きです。

まずは熱海駅から来宮神社を目指します。途中の民家の庭の梅も見事な咲希っぷりです。

初めてきましたが、立派な神社です。名物の大楠も迫力満点です。来宮神社から熱海梅園に向かいます。

熱海梅園に向かう道の桜並木、もう咲いていました。あたみ桜です。説明によれば、沖縄の寒緋桜と並んで、日本列島で最も早く咲く桜だそうです。明治4年にイタリア人によってもたらされたとあります。

熱海梅園です。思っていたより広い梅園でした。満開前でしたが、いいお花見です。

ロウバイも綺麗です。蝋梅と書きますが、梅の仲間ではなく、ロウバイ科に分類される別の種類です。中国原産で、17世紀(江戸時代初期)に伝来したと言われています。

かたや梅は、バラ科ですね。こちらも中国原産で1500年前に遣唐使によって伝来したというから驚きです。古来から親しまれてきた花だったんですね。
熱海梅園の次は、熱海三大別荘の一つ「起雲閣」です。

魅力的な歴史的建造物でしたが、最も興味深かったのはこの「孔雀の間」です。1992年12月に第五期竜王戦の第6局目の会場になったところです。当時の最強王者の谷川浩司竜王・棋聖・王将の三冠と新進の羽生善治二冠(王座・棋王)という頂上決戦が繰り広げられたところです。当時は、旅館として経営されていたんですね。

別角度から一枚。谷川竜王・三冠が2勝、羽生二冠が3勝で迎えたこの勝負は、谷川竜王が勝って3勝3敗のタイになりました。当時谷川さんは30歳、羽生さんは22歳でした。翌年の最終戦第7局は、羽生さんが勝って三冠となり、その後当時の全タイトル七冠を制することとなるわけです。将棋界の最強王者が変わっていく舞台ともなった歴史的な場ですね。

その対局の封じ手が飾ってありました。
写真撮るのが下手くそ!
また機会があったら、起雲閣メインで来てみたいものです。
その後は忘れずに「寛一お宮」の像にも立ち寄りました。
熱海駅前では、金目鯛の干物など買って満足のお花見ウォーキングでした。
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