静かな山頂から富士山を眺めてみようと奈良倉山です。この季節は上野原からのバスが出ていないので車でのアプローチです。トイレ(冬季閉鎖中)のある鶴峠のバス転回所からスタートです。
こんな冬枯れの落葉樹の樹林帯を登っていきます。北東方向に出た尾根で、南側は開けています。こんな穏やかな日差しを浴びて、これぞ陽だまりハイクです。登山道も適度にジグザクを切っていて、のんびりと歩きます。
上を見上げれば、こんな青空です。風もないし、少しくらい雪があるかもとチエーンアイゼンをザックに忍ばせていましたが、最後までカサコソと落ち葉をかき分ける道でした。
松姫峠への分岐に来ると、山頂はすぐです。道は少し南側に回り込んでから緩やかに登っていきます。
山頂はあまり山の頂き感はなく、なだらかな丘のようです。樹林の中ですから見晴らしは良くありません。が、少し南側に移動すると眼前には見事な富士山が望めました。
この奈良倉山は、大菩薩嶺から東に分岐した牛ノ寝通りと名付けられた長大な尾根上のピークです。この尾根をさらに辿っていくと、ヒカゲツツジで知られた坪山や三ツ森北峰、権現山に至るというわけです。紅葉の牛ノ寝通りは、大好きなコースです。
最後にもう一度富士山です。
富士山の右側にあるちょこっと尖りは、三つ峠ですね。
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