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執筆者の写真yama_ski

ゆったり楽しむ阿弥陀岳 2016.07/29~31

更新日:2022年6月26日


<朝日に輝く阿弥陀岳/行者小屋から>

 今回の阿弥陀岳は、Yさんからのリクエストをもとに企画しました。行者小屋に連泊して阿弥陀岳を登るというとてもゆったりとしたプランです。 ▲07/29 ☀️

 茅野駅からは車で登山口に向かいます。バスなどは美濃戸口までですが、今回は更に林道を奥まで入った美濃戸まで車で入ります。美濃戸口に車をおけば、駐車料金は1日500円、美濃戸では1日1000円、3日間で3000円です。でも林道を歩くことを考えたらこの差も許しましょう。

 美濃戸から道は柳川の北沢コースと南沢コースに分かれます。僕らは南沢です。堰堤を越えて河原沿いに進みます。苔むした樹林帯を抜けたり、季節によってはホテイランやキバナノコマノツメなど花も豊富な変化のあるコースです。10時半に歩き始めて、到着は4時過ぎというとてもゆっくりペースです。

▲07/30 ☀️

 今日も朝からいい天気です。朝食は5時半、出発は6時半です。色とりどりのテントが張られたテント場を抜けてしばらく登ると阿弥陀岳分岐です。左は赤岳にむかう文三郎尾根コース、僕らは右の中岳沢コースです。樹林帯の中をジグザクに登ります。今年は花が少ないと思っていましたが、やっとコバノコゴメグサやイブキジャコウソウなどが出てきて、夏山らしくなってきました。  中岳のコルには9時ころ到着です。ここまで来ると赤岳から降りてきた登山者などでだいぶ人も多くなってきました。と、なにやら事故が起きたらしい。赤岳から来た登山者の話では、展望荘の方から赤岳に登っていた登山者が一人、赤岳沢側に滑落したという。先ほどから県警のヘリがホバリングしています。人をピックアップしている様子も見えます。どうやら無事収容されたようです。僕らも気を引き締めて行きましょう。

<赤岳>

 コルから阿弥陀岳は急登の連続です。梯子や鎖場のある岩場も続きます。八ヶ岳特有ですが、浮き石が多く気を使

います。人も多くすれ違いなどで時間がかかります。慌てずじっくり行きましょう。山頂は10時半ころ着きました。早速集合写真を撮ってから休憩です。ちょっと雲が湧いてきましたが、目の前には赤岳から横岳、硫黄岳、その向こうには北八つの東天狗、西天狗が綺麗な双子峰を見せています。南側には権現岳と編笠山も存在感を主張してます。 

<硫黄岳>

 山頂で展望を楽しんだら後は下るだけです。テント場は、テントで溢れています。さすが週末です。僕らは、2階のテラスで山を見ながらお茶タイムです。こんなノンビリな山登りは、何年か前の北穂高以来です。山も味わい、山小屋ライフも味わい、中々いいものです。

ちょっとした出会いもありました。元山塾のMさんです。講習生をつれて中山尾根を登りに来たそうです。テント泊ではなく、山小屋泊というのは、時代を感じます。

▲07/31 ☀️

<阿弥陀岳北稜/行者小屋から>

 今日も朝から快晴です。これなら中山尾根組も楽しく登っていることでしょう。僕らも6時半に出発です。小屋もすぐ見えなくなって、救助用のヘリポートです。初日は疲れていたのでしょうね。このヘリポートから小屋までが思いの外遠かった気がします。でも今日はこんなに近かったの。  後は温泉で汗を流して帰るだけです。温泉に向かう八ヶ岳エコーラインからは、雲ひとつない青空をバックにくっきりと八ヶ岳の全山が綺麗に見えて気持ちが良い締めでした。

<阿弥陀岳で出会った花達>


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