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  • 執筆者の写真yama_ski

日影沢は花盛り・毎月歩く高尾山-4月2023/04/17

高尾駅北口から小仏行きバスに乗り、日影BSで下車。定番コースです。しかしいつもと違うのは、日影沢林道入り口の橋のそばで樹の上を見上げて写真を撮っている人たちがいます。指差す方をみるとカヤランです。

もっと大きい望遠が欲しいところです。100mmに1.6倍のクロップをかけてもこの程度。

さらに拡大してみます。少々ピンボケですがご愛嬌ということで。

幸先がいいので気分がいい。

ニリンソウはもうそろそろ終わりに近いが、イチリンソウを発見です。

今ちょうどホウチャクソウが、盛りになりつつありようです。

嫌われ者?のカキドオシもこうしてみれば、中々すてきな色合いではありませんか。

と足元を見れば、フタバアオイではありませんか。ずいぶんと群生になっています。

咲き残りのマルバスミレに名残を惜しみ、これからシーズンのニョイスミレの小さな花を愛でながら日影沢林道を花談義とともにゆったりと歩きます。

先週までは咲いていたタカオスミレは、すっかり葉だけになっていました。

萩原作業道から学習の歩道に向かいます。ハナイカダがたくさん花を咲かせています。図鑑によれば、若葉はおひたし等で食べられるらしい。食べたことはないけれど!

さあ、ありましたよ。今回の最大のお目当てのオオバウマノスズクサです。とってもユークな形の花です。図鑑によれば、花弁はなく、萼片が筒状に合着したとあります。

形もユニークですが、内側の紫の筋も印象的です。ウマノスズクサ科に分類されていて図鑑には「草本または木本」となっています。漢字では「大葉馬の鈴草」と書きますので草かと思いきや、木本となっていました。

さらに言えば、ウマノスズクサ科のなかの更にウマノスズクサ属に分類されるようで、このウマノスズクサ科にはカンアオイ属があってこちらが草本です。先に出たフタバアオイがそれに属します。フタバアオイと同じ仲間がカンアオイです。

このカンアオイ(カントウカンアオイ)とあのオオバウマノスズクサが同じ仲間(科)とは本当に驚きです。

これはサルトリイバラだそうで、PictureThisで調べてもそう出ました。サルトリイバラといえば、日本海から太平洋へ向かう分水嶺を辿る藪漕ぎ山行でこれに悩まされた経験をおみ出します。対策として庭仕事や生花のどの剪定鋏を持って行って1日中使っていたので手の皮が剥けてしまったことがありました。

山頂直下のシュンランです。もう一つの大きな株は何年前かに盗掘されていました。こんなに人が多い高尾山でも盗掘が絶えないのは腹立たしい!

チゴユリも多かった。しばらく楽しめます。ところで、「同じユリでも大きな花を咲かせるヤマユリとこのチゴユリが同じ仲間とは」というのは僕らの会話。帰宅して調べると違っていました。かつてはこのチゴユリやホウチャクソウなどもユリ科に分類されていました。最新のDNAの配列を元にしたAPG分類で「イヌサフラン科」に分類されていました。もっともその上の目でみれば、ユリ目なので大きな意味では同じ仲間と言えるのでしょうね。

これはジュウニヒトエです。では下のは?

ツクバキンモンソウですが、僕はキランソウと言って恥をかきました。

最後はこんな綺麗な花です。

早くもシャクナゲの季節ですね。季節の移り変わりは早い!






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